2019年10月27日CMSエンドベーシックセミナー講義編
「明日からのエンドが変わる!歯内療法ベーシックセミナー」
今年下半期、院長講演まとめ第3弾は、豊村歯科医院院長豊村先生率いるスタディグループCMSで行われた歯内療法(根の治療)の講演です。
この講演は2部制に分かれ、10月27日に1日講演を行い根の治療に関する基礎的事項をできる限りお話しし、11月17日にそれを実践して行う1日ハンズオンコースを行いました。
根の治療というのは、専門的には「根管治療」という言い方をし、
「深い虫歯で神経が死んでしまい、なかで腐ってしまって痛みがある。」
「以前、根の神経を取る治療をしたところが腫れてきて膿が出ている。」
といった、歯の根の神経に関わる問題に対して行われる治療です。
歯科の中では、「歯内療法」という分野に当たります。
根管治療は、いわばビルの基礎工事に当たる部分の治療です。
うまく行かなければ、きれいな歯を入れてもまた外さなくてはいけなくなりますし、何度も腫れを繰り返すということにもなりかねません。
歯を残すことそのものに大きく関わる治療です。
今回の講演では、根管治療についてその考え方から、重要な診査診断、そして治療の工程全てに対して現在わかっている根拠に基づいた治療法、研究を紹介する非常にボリュームのある講演でした。
スライド枚数にして2000枚弱くらい、朝10時から質疑応答を入れて夕方18時まで
一気に喋りきりました。
ご参加いただいたみなさんもお疲れだったと思いますが、多くの先生方にご質問をいただき、活発な議論ができたとても有意義な時間を過ごせました。
この会を運営されている豊村先生を始めとした会員の皆さんは、私の母校である日本歯科大学のご出身です。
私の大学時代の同期の先生も参加していただき、懐かしい友人に会えたことも嬉しかったです。