皆様あけまして、おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
あっという間にに2021年になってしまいました。
昨年の9月頃から、コロナの影響で2020年前半に中止になったり延期になったセミナーや講演会の殆どがオンラインになり、2020年の後半に集中して行われました。
私自身も頼まれていたセミナーなどが一気に行われることになり、年末まで非常に慌ただしい每日で、ブログの更新もなかなかできないままになっていました。
私自身の備忘録と記録も含め、2020年後半に行ったセミナーや執筆活動について簡単に記録を残しておこうと思います。
ITDセミナーは、三軒茶屋に開業されているデジタルデンティストリーの第一人者、丸尾勝一郎先生が率いる東京医科歯科大学の先生を中心とした勉強会です。
過去に歯髄保存治療について講演をさせて頂いたことがありますが、非常に勉強熱心な先生ばかりで、質問も鋭く、素晴らしい勉強会だと感じています。
今回のテーマは、奥歯の歯の治療で最終的な「修復」のための最適な材料、治療法は何かを考えるセミナーです。
修復とは、虫歯を取って、不快な症状が無い状態になった時に、虫歯除去によって欠損した歯の一部、もしくは全体を補う処置のことです。
詰め物であったり、かぶせものであったりといろいろな方法があり、さらに金属からセラミックまで様々な材料を選択します。
本講演では、虫歯治療後の歯の状態から、健全な歯がどのくらい残っているか、適切にかみ合わせを受け止めるためには、審美的に優れているものは、と言ったその歯その歯それぞれにとって最も良い選択を症例ごとに毎回熟考し、選択することの重要性をお話しました。
どの患者様のどの歯も、同じ治療は全く無く、ケースバイケースで最良の選択をすることが最も重要だと考えており、私の每日の診療のベーシックになっております。
当院にお越しの皆様には、治療法、材料選択の根拠をしっかりとお話し、ご納得が行く治療を心がけております。