院長ブログ

2020.04.07新型コロナウイルス感染拡大に伴う4月の診療について

・当院をご利用いただく皆様へ

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、政府より緊急事態宣言が発令されました。
現在、私達が行わなければいけない事は、これ以上の感染の拡大を食い止めることです。
そのためには、人と人の接近を少しでも無くしていくことが最も重要です。

 

当院としてできることは、いつもご利用いただく患者様、そして医療従事者の安全を確保することだと考え、現在強い腫れやお痛みなどの症状がみられない患者様の治療を5月7日以降に順次延期をお願いしております。

 

院長辺見は、診療がない日でも毎日クリニックで待機しておりますので強いお痛みのある方、緊急性の高い処置が必要な方はいつでもクリニックにお電話ください。早急に対処いたします。

連絡先電話番号

恵比寿ヘンミデンタルオフィス
03-6712-7111

辺見携帯
090-1992-1264

 

・歯科医療機関の皆様へ

根管治療をご依頼いただいている患者様で、現在治療を継続している方は、症状の改善が見られるところまでは通常通り進めさせていただいております。
症状の改善が見られた時点で、4月中の治療を延期させて頂く可能性がありますので普段よりも少し治療期間が長くなってしまう可能性があります。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
また、ご紹介に関しましては随時受け付けており、症状により早急な治療が必要な方は早急に対処いたします。
よろしくお願いいたします。

 

 

・感染対策について

治療を行う際は、一日中診療室に隣接した窓を全開にし常時換気した状態で行います。
また、当院の新型コロナウイルス対策についてはこちらのリンクもご参照ください。
スタンダードプリコーション(標準予防策)については、コロナウイルス関係なく以前から行っていたものを踏襲し、一切手を抜かず行っていく所存です。

新型コロナウイルスにおける当院の対策と皆様へのお願い
(2020年3月8日投稿)
下記リンクをクリックしてください。

新型コロナウィルスにおける当クリニックの対策と皆様へのお願い

 

さらに、ヨードアレルギーのない方全員の術前イソジンうがいのご協力のお願いや、ウイルスカットが行えるN95マスクの確保。
ミスト飛散を減弱する口腔外バキュームの増設も早急に行いました。
また、ラバーダムによる口腔内外の遮断については患者様、スタッフ双方の安全に非常に効果があると感じています。
根管治療に限らず、どのような処置でも可能な限り使用し、術野を消毒して清潔に治療を行うよう心がけております。

小規模クリニックですので、消毒、滅菌物資については大きな病院よりも潤沢に使用できる点は、今回非常に有利な点だと思っております。
患者様ごとの時間もしっかり確保していますので、診療室の消毒も十分に時間をかけ隅々まで行っております。
可能な限りの感染対策で皆様をお迎えいたします。


定期的な出入り口での換気に加え


診療室に隣接する窓は常時開放しています。
寒いときは毛布をおかけしますのでお伝え下さい。

医療従事者側も感染防御のレベルを高めるためN95マスク、ゴーグルの使用を徹底します。

ミストの飛散を減弱できる口腔外バキュームです。
一台しかなかったのでメインユニットとサブユニット同時に使用できるように急遽増設致しました。


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2020.03.08新型コロナウィルスにおける当クリニックの対策と皆様へのお願い

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染の拡大が日々報告されています。
当クリニックでの現時点での感染対策についてご説明致します。

1,現在まで行ってきている「標準予防策」のさらなる徹底

感染予防の基本は、感染の疑われる方、感染の可能性がある方だけに徹底するのではなく
すべての方に可能性があることを考えた「標準感染予防」(スタンダードプリコーション)が基本となります。
当クリニックでは、開業当初から標準感染予防を徹底し、治療器具や歯を削る機械(タービン)などはすべて患者様ごとに滅菌されたものと交換を行っております。
当院の標準感染予防に関しては、詳しい解説が下記リンクの質問集の
「感染対策は十分なされていますか?」の項目からご覧になれます。ご一読ください。

https://www.henmi-dental.com/q_a.html

2,換気、アルコール清拭など環境への対応

新型コロナウイルスは70%のアルコール消毒により不活化(死滅)することがわかっています。患者様ごとの診療室内の消毒をしっかりと行い、感染因子の減少化を徹底致します。また、診療室の換気も適宜行っております。

3,患者様へのお願い

<手指消毒にご協力ください>

当院エレベーターホールに速乾性擦込式手指消毒剤ウエルパスを設置しました。
来院時の手指消毒にご協力ください。

・咳や発熱など体調がすぐれない時は、無理せず休むようにしましょう。

4日間、37.5℃以上の発熱が続いている場合、呼吸器症状のある場合、最寄りの保健所に設置されている「帰国者・接触者相談センター」への相談をお願い致します。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html

「厚生労働省 新型コロナウイルスに関する一般相談窓口」
電話番号:0210-565-653(フリーダイヤル)
受付時間:9時〜21時(土日祝日も実施)

「東京都 新型コロナウイルス感染症電話相談窓口(コールセンター)」
電話番号:03-5320-4509
受付時間:9時〜21時(土日祝日も実施)

4,スタッフの感染対策

・スタッフの常時マスク着用に対してご理解を頂けましたら幸いです。
・スタッフ自身の手指消毒や患者様ごとのグローブ着用、交換を徹底致します。
・スタッフの出勤前の検温も義務化致しております。

感染対策について、当院一丸で取り組んでまいります。
安全な歯科医療の提供に向けて、皆様のご協力をお願い致します。


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2020.01.302020年1月「出張プライベートセミナー:マイクロスコープの基本」

2020年1月13日  出張プライベートセミナー

「マイクロスコープ導入の基本・ハンドリング、ポジショニングセミナー」

2020年最初の院長講演活動は、都内クリニックで行われた出張プライベートセミナーです。
昨年末に、マイクロスコープを導入されて早く臨床導入したい、使いこなしたいというご要望からご依頼いただきました。
院長先生の宍戸先生は、非常に歯科に対して熱い勉強熱心な先生です。
以前私が講演した際に聞いてくださって、今回のご依頼に繋がりました。
そしてめちゃくちゃイケメンですw。

ししどファミリー歯科
https://shishido-dental.com/

マイクロスコープの医療へ導入は、眼科や脳神経外科などの精密外科処置から始まり、歯科への導入は、1990年代頃から始まりました。
もともと暗く小さな口の中を覗いて行う歯科治療は、裸眼の治療では見えるものにやはり限界がああるのではないかと思います。
マイクロスコープは、強力な光源を持ち、暗いお口の中を明るく照らしながら20倍以上の拡大で観察、そして見ながら治療することが可能です。
私は、歯科大卒業後の研修医時代に東京医科歯科大の総合診療室でこのマイクロスコープと出会い、初めて根の治療の患者さんのお口の中を覗いてみたところ、度肝を抜かれました。
自分が治療している歯の、根の中が鮮明にかつ大きく拡大し、根の先まで見えているのです。
また、自分が取り切れていない感染源、汚れなどが隅から隅まで鮮明に見ることができたのです。
このときから、絶対にこれからの歯科治療にはマイクロスコープが必要になると確信し、マイクロスコープ治療を研鑽しました。
歯科医師になって、マイクロスコープに出会ったこの日からマイクロスコープを使わずに治療をした日はほとんど無いと思います。

髪の毛一本入ってきてもわかる繊細なお口の中の治療は、脳外科や眼科にも決して引けを取らない精密さが必要だと考えています。
マイクロスコープはそれを実現してくれるツールです。

しかし、マイクロスコープはいわばただの顕微鏡。
ただお口の中を見れば、治療が成功するわけではありません。どのように治療に応用すれば成功するのかを知らないと、なかなか使いこなすことができず、購入したけれどそのまま使っていないという先生のお話もよく聞きます。
現在は日本でもかなり普及してきたマイクロスコープですが、今後は、いかに使いこなしていくかを知っていくフェーズに入っていくのだと思います。
今回のセミナーでもマイクロスコープの初心者の方でもスムーズに導入できるポイントについて実習付きでお話いたしました。

勤務医の若手の先生はマイクロに戸惑いながらも半日しっかり講義を聞き実習していただきました。
院長先生と同じ勉強熱心な先生方でした。

マイクロスコープを使うのにはもちろん「慣れ」も必要ですが、いろいろなPOINTを抑えるだけでグングン操作がうまくなります。
今回、半日では時間が足りず、次回の開催も決定し終了いたしました。

 

 

 

 

 


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2020.01.262020年1月「院内プライベートセミナーダイレクトボンディング」

2020年1月26日  恵比寿ヘンミデンタルオフィス院内プライベートセミナー

「ダイレクトボンディングの基礎と実際」

皆様こんにちは、院長辺見です。
少人数性のセミナーというのは質問も活発に出ますし、成果も出やすく私自身がとても好きなので、今までは他のクリニックに伺ってやらせていただく形式がほとんどでした。
今回開業してからの一つの目標が、院内で希望される先生をお呼びして自院でのプライベートセミナーを行うことでした。
開業して半年たってようやく実現いたしました。

今回、ご依頼いただきました先生方は昨年の講演会でお会いした若手の先生のグループで、とても勉強熱心な先生方です。
歯の修復治療の一つである「ダイレクトボンディング」について基礎的な部分から実習まで行いたいというご依頼でした。

ダイレクトボンディングについては以下の当院リンクから
https://www.henmi-dental.com/treatment/repairtreatment.html

さて、院内セミナーは実現しましたが自分が構想していたものを実現するにはやはり準備がとても大変でした。
テキストを刷ったり、実習用の模型を準備したり、スライドを作ったり機材を揃えたり・・・。
今、院内セミナーを定期的に開催されている先生が何人かいらっしゃいますが、とても大変なことなんだな、と実感しました。

ただ、それ以上にセミナーをやってみて、いらっしゃっていただいた先生方の熱心にお話を聞いてくださる姿勢や、実習に取り組んでいる姿を見て自分も刺激されますし、やってよかったと思えました。

ダイレクトボンディングは、歯の修復治療の中で歯を削る量を最小限にし、少ない回数で審美的に仕上げることのできる非常に有用な治療です。
ただ、「どのように詰めるか」だけを知っていても成功に導く事はできません。
さらに「歯の解剖学的な知識」であったり「歯と材料の接着」に関する知識、「適応の選択」などなど様々な知識が必要になります。

短い時間ではありましたが、懇親会で「楽しかった」、「こんな仕上がりでできたのは初めて」と言う感想をいただき安心しました。

「恵比寿ヘンミデンタルオフィスプライベートセミナー」

・精密根管治療
・歯髄保存治療
・マイクロスコープ
・セラミック修復
・ダイレクトボンディング

このような歯の保存治療に関する内容で3時間程度のナイトセミナーや、1−2日間程度の長時間セミナーまで対応致します。
講義のみやハンズオンセミナー形式も可能です。
お一人から、講演のみでしたら5〜10人程度まで。
このブログをお読みの歯科関係者の方で、当院のプライベートセミナーにご興味がある方はぜひご連絡ください。

院長辺見浩一メールアドレス
kouichi.henmi.gm@gmail.com


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2020.01.032020年診療開始は、1月4日土曜午前10時からです

あけましておめでとうございます。
2020年オリンピックイヤーが始まりました。
旧年中、開業に関わっていただいた全ての方、
そしていらっしゃっていただいた患者様全てに心より感謝いたします。
本年も歯の保存治療に全力で取り組み、
皆様のお口の中の健康に全力でサポートさせていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
2020年は1月4日午前10時から通常診療を開始いたします。
治療中の歯や、お口の中にお休み中なにか問題がありましたら
いつでもご相談ください。


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2019.12.312019年10月「クインテッセンス特集2」執筆

2019年もあと1時間半ほどで暮れようとしています。
今年最後の投稿は、院長講演活動記録の中でも執筆の記録です。
大手歯科雑誌クインテッセンスの10月号の特集で、東京歯科大学名誉教授下野正基先生と「断髄と歯髄閉塞」という18ページの記事を共同執筆させて頂きました。

内容は、歯髄保存治療が非常に進化し、残せる歯髄が増えてきた一方で残すことに対してなにか弊害はないか、ただ残すことが本当にいいことなのか?
今一度、歯髄保存治療の原点にたって考えてみるという企画です。
下野先生とのディスカッション形式で進んでいく面白い企画となりました。

歯髄(歯の神経)は歯にとって、健康を司る非常に重要な器官であることは言うまでもありません。
だからといって歯髄を残すことばかりに目を向けて、どんな状態の歯髄を残すかという「診断」を軽んじてはいけないと考えています。
私達歯科医師でも歯の中にある歯髄の本当の姿を見ることができません。
生きているかどうかだけを推察するしかできないのです。
歯髄は、元気で生きている場合と、虫歯に長期間さらされて死にかけのまま生きている場合があります。
それを、理解した上で、患者様ごとの本当の歯髄の状態を可能な限り診断し、最良の治療選択ができることが最も重要です。
元気な歯髄は全力で活かしていきますし、死んでしまった歯髄は、腐ってしまわないようきちんと除去してあげるべきです。
さらに、このような歯髄保存をすることの中にもメリットデメリットがあるということも患者様にきちんとお伝えし、ご納得された上で治療を行うことも非常に重要だと思います。

今回の企画の実現には、東京歯科大学名誉教授でいらっしゃる下野正基先生の病理学の専門知識が絶対に必要でした。
下野先生は、どんな先生からのどんな質問でもご自身の知識を、全力で教えてくださる本当に尊敬している素晴らしい先生です。
また、臨床と研究という非常に密接であってもなかなかお互いが近づくことが難しい部分を、非常にわかりやすい言葉で解説いただく講演や著書が非常に好評を博し、
歯科医師の中で知らない先生はいないのでないかと思うほど今、各地で講演活動に引っ張りだこのとてもお忙しい毎日を送っていらっしゃいます。
そういったお忙しい状況でなんとか貴重な時間を頂き、執筆していただけました。
下野先生の病理学的見解が非常にわかりやすく、とても面白い記事になったのではないかと思います。

私自身この共同執筆をさせていただいたことで、歯髄保存治療についてさらに知識を深め、アップデートさせることができました。
患者様皆さんにそれを還元したいと思っています。

このような機会をいただけましたクインテッセンス出版の編集部に心より感謝いたします。
11月後半に下野先生と出版記念祝賀会を行ってきました。
その時に、編集の方に読者アンケートで高い評価を頂いたことをお聞きし下野先生とホッと胸をなでおろし美味しいお酒を楽しみました。

目の前のテレビで紅白歌合戦が終わろうとしています。
今年もたくさんの講演、執筆をさせていただきました。
自分の力ではなく、呼んでいただいた先生、依頼していただいた方々あってのことです。
本当にすべての方に感謝し、来年もまた頑張ろうと思います。
また、クリニックは追加工事を行い、診療の充実にも最大限の力で取り組んでいこうと思います。
来年もまたよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。


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2019.12.312019年12月17日 「クラブダイヤモンド特別例会」

2019年12月17日 クラブダイヤモンド特別例会

「歯髄保存のプラスアルファ・マイクロエンドを成功させるために必要なこと」

2019年下半期院長講演記録第7弾は、新百合ヶ丘ダイヤモンド歯科院長宮島大地先生主催の勉強会「クラブダイヤモンド」の特別例会でお話をさせていただきました。
今年最後の講演になりました。

クラブダイヤモンドでの特別例会に呼んで頂きお話させていただくのはこれで3回目です。
1度目は歯髄保存治療について
2度目は感染根管治療について
3度目の今回は今までの「歯髄保存治療の補足部分」と少しアドバンスな「マイクロスコープによる根管治療に必要な基礎知識」を短い時間ですが、全力でお話してきました。

私が歯髄保存について自分の考えをまとめてお話すると、3時間半ほどお時間をいただけるとすべての内容を網羅できると考えています。
この全てをまとめた講演内容を初めて披露したのもクラブダイヤモンドで今から3年前くらいになります。
日々進化する歯科治療は3年もたつと、新しい知見により自分の考えも更新される部分も出てくるため、補足としてお話をしました。

若手の先生中心で活気があり、勉強熱心な先生ばかりです。
今回は会員以外の先生も含め、多くの先生にご参加いただきました。
懇親会も盛り上がり、楽しい時間を過ごせました。



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2019.12.282019年12月15日「仙台コラボレーション講演」

2019年12月15日 歯の保存にこだわる!エンド+α

「歯髄保存にこだわる!」

下半期院長講演記録第6弾は、つい先日仙台で行われたドクターブック主催の歯の保存治療の講演です。

本講演は、歯を残すための治療について、様々なジャンルを私を含め3名の先生とともにコラボレーションしお話いたしました。
ご一緒させていただいたのは、今回の企画者でもある仙台南光台歯科院長の須藤先生と川口のデンタルクリニックK院長渥美先生です。
お二人共、歯を残す治療に関して並々ならぬこだわりをお持ちの先生方で、お付き合いも長く、ずっと背中を追っている本当に尊敬している先生です。

仙台市の南光台歯科院長須藤先生は、私が東京医科歯科大歯学部歯髄生物学分野医局のひとつ上の先輩で、研修医時代に医局に入ろうか迷っていた頃から相談させていただいたりと、本当にお世話になった先生です。
もともと建築士として様々な橋の設計に携わっていたご経歴があり、非常に冷静かつ論理的な思考で、私とは違ったスマートな講演が人気を呼んでいます。
今回の須藤先生のパートは歯根吸収というなかなか取り上げられることの少ない分野でしたが、たくさんのレアなケースを供覧して頂き、適切な分類とともに治療コンセプトをお示しいただきました。
いざ自分が、歯根吸収のケースに出会ったときにどうすればいいか、すごく考えさせられる素晴らしいご講演でした。

川口市のデンタルクリニックK院長渥美先生は、知らない歯科医師はいないのではと思うほど、様々な分野で多数のご講演をされている先生です。
とにかく、治療が美しく丁寧で、また治療に対しての科学的な根拠に対しても熱心に調べ
実践されている先生です。
クリニックお伺いして素晴らしい治療の見学をさせていただいた時からお付き合いをさせていただいていますが、お人柄も最高でお話していて本当に楽しい先生です。
今回渥美先生は、渥美先生の代名詞とも言える「接着による歯の保存」について隔壁という根の治療前の歯の補強処置から、支台築造という根の治療後に行う土台の処置まで、わかりやすいスライドと共に、美しい臨床ケースを供覧頂き、非常に勉強になりました。
いつ聞いても、面白い講演で渥美先生の人気の理由がわかります。

私のパートは、歯の保存治療の中で「歯髄保存」を担当しました。
ブログの中でも何度も書かせていただいている歯髄(歯の神経)を残す処置ですが、現在までにたくさんのマテリアル、方法があふれ、何をしたら最善の処置ができるのか混乱を招いています。
成功率をアップさせる方法について、現時点でわかっている根拠に基づいた治療法を1時間という短い時間ですがポイントを整理しお話いたしました。

通常の講演では3人の演者がそれぞれ講演をして終了するものですが、今回の講演は、第4部として新しい試みで行うセッションがありました。
歯を残すための治療にてついて、どのように治療をおこなうか、診断と実際の治療法について会場の先生方のアンケートとともにディスカッションを行う非常に面白い企画でした。

新しい試みでしたが、会場の先生方がとても積極的に質問、ご意見をくださって1時間あっという間に過ぎてしまうようなとても充実した時間になりました。
ご参加いただいた先生方に本当に感謝したします。

仙台は、前日入りして普段ゆっくり話ができない須藤先生や渥美先生と2日間楽しく過ごせました。
またぜひご一緒したいです!


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2019.12.222019年11月17日「CMSエンドベーシックセミナーハンズオン編」

2019年11月17日  CMSエンドベーシックセミナーハンズオン編

ハンズオン(実習)形式一日セミナー

下半期院長辺見講演記録、第5弾は、9月に行われたスタディグループCMSでの歯内療法(根の治療)のベーシックセミナーの後編、実際に手を動かすハンズオンスタイルのセミナーです。

9月の一日講演では、まず座学として根の治療を成功させるための基礎的な部分じっくりとお話いたしました。
普段のセミナーでは座学だけで終わる場合も多いですが、今回のセミナーを企画している段階で、CMSを主催されている豊村先生から聞いた翌日の月曜日の根の治療からすぐに実践できるようにしてほしいとご依頼頂き、このような2部制のセミナーになりました。

ハンズオンセミナーとは、いわゆる実習を行い手を実際に動かして行うセミナーです。
そのために、実習の器材が必要になるとともに、実習を行う場所に歯科機材が揃ってなければいけません。
今回は、より実際の臨床に近い形のハンズオンセミナーを行うため、ファントームと呼ばれる治療用のマネキンがある施設が不可欠となりました。
第2部の参加者は先着順で16名でしたが、全員にファントームが行き渡るために豊村先生にほうぼうに当たって頂き、蒲田の新東京歯科衛生士・技工士学校の実習室をお借りできることになりました。
2ヶ月ほど前に実習室の様子を下見するために一人で早朝新東京歯科衛生士・技工士学校にアポイントをし見学させていただきましたが、衛生士さんの実習室ということでしたが、治療器具は問題なさそうで安心しました。


見学時の実習室。
とても綺麗で素晴らしい実習室です。

これが治療用マネキン(ファントーム)です。机の下から出てきます。

これで、問題なく実習ができそうということで、あとは実習するための歯の準備です。
16名分の用意を当院スタッフの協力の下、前日深夜ギリギリまで行い当日を迎えました。

セミナーのコンセプトは、明日からすぐに実践できる根の治療のポイントを知っていただくことです。
今回は、12のポイントにしぼり、一日かけてベーシックな根の治療にどっぷり漬かっていただきました。


ファントームがあることで実際の治療と同じ感覚で練習できます。
素晴らしい実習室をお借りできて本当に良かったです。
また、デモ用のマイクロスコープや、根管充填器具を貸し出していただいた企業の皆様にも本当に感謝いたします。

ご参加いただいた先生方皆さんの根の治療の臨床に少しでも役に立っていれば幸いです。
疲れ果てて懇親会で飲みすぎちゃいました?

今回、実習室をお借りした新東京歯科衛生士学校はとても綺麗で設備が整った素晴らしい学校でした。
こんなきれいな衛生士・技工士学校があるのかとびっくりしてしまいました。
私は、歯科技工士の資格も持っていますが、卒業した歯科技工士学校が老朽化してボロボロでもう今は取り壊されてなくなってしまっています。
当時を思いだし、こんな学校生活できたら良かったのにと羨ましく思いました笑。


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2019.12.222019年11月9.10日「東京デンタルショーブースセミナー」

2019年11月9.10日 東京デンタルショーブースセミナー

「マイクロスコープハンズオンセミナー」

下半期講演記録第4弾は、11月に行われた東京デンタルショーでのYOSHIDA社の
ブースセミナーです。

東京デンタルショーは半期に1回くらい行われる歯科の商品見本市です。
新しい機材が続々と開発、販売される歯科業界。
東京ビックサイトの大きな会場で行われますが、毎回多くの先生が足を運ばれ様々な企業のブースを周って情報を集めます。
各企業のブースもそれぞれ工夫し、凝ったデザインもたくさんあってちょっとしたお祭りのような二日間でもあります。

今回、YOSHIDA社では、マイクロスコープを8台設置し参加してしていただく先生に実際に使っていただく贅沢なハンズオン形式のセミナーブースが用意されました。

私は11月9.10日の二日間1時間半ずつの枠を担当しました。
内容は、根管治療とマイクロスコープを融合した治療についてです。

根管治療は、前回のブログに書きましたが、歯を残すために重要ないわば、ビルの基礎工事に当たる治療です。
しかし、根は暗く見えづらい上に、単純な丸い形でなくあちこちに分岐や凹みのある複雑な形をしています。
このような根の中をマイクロスコープを使用することで20倍以上に拡大し、明るく精細な画像を実際に見ながら治療することが可能となります。

しかし、マイクロスコープはただの顕微鏡であり、ただ見るだけで根の治療がうまくいくわけではありません。
治療を成功させるためには、歯の根の解剖学的な知識、根管治療の基礎的な知識、マイクロスコープを歯科に応用する知識が必要になります。
今回の講演ではこのような点をお話し、実際にマイクロスコープを使用し根の中を充填する処置を練習しました

ご参加いただいた先生方は2日間ともに積極的に手を動かし、ご質問頂きました。
なかなか、このようなマイクロスコープが全員に行き届く環境は少なくマイクロスコープに実際に触れることのできるとてもいいセミナー環境だと思います。

日曜日の講演には学生時代からお世話になっていた私のメンターの一人である瀬田歯科医院院長の瀬田修一先生が応援にいらっしゃって頂き、久しぶりにお会いできてお話できたことがとても嬉しかったです!


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患者様の大切な歯を守るための
精密治療を提供します

精密な治療を提供するための
「マイクロスコープ治療」
マイクロスコープ治療
歯科用マイクロスコープを用いた
「精密根管治療」
精密根管治療
大切な歯を失わないための
「歯髄保存治療」
歯髄保存治療
精密に、そして美しく
「修復治療」
修復治療

精密根管治療・歯髄保存・修復治療 専門

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10:00-13:00
14:30-18:30

休診日:日曜日/祝日/隔週火曜・土曜
※:隔週で火曜日と土曜日を交互にお休みをいただく週休2日となっております。


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