院長ブログ

2019.12.222019年10月27日「CMSエンドベーシックセミナー講義編」

2019年10月27日CMSエンドベーシックセミナー講義編

「明日からのエンドが変わる!歯内療法ベーシックセミナー」

今年下半期、院長講演まとめ第3弾は、豊村歯科医院院長豊村先生率いるスタディグループCMSで行われた歯内療法(根の治療)の講演です。
この講演は2部制に分かれ、10月27日に1日講演を行い根の治療に関する基礎的事項をできる限りお話しし、11月17日にそれを実践して行う1日ハンズオンコースを行いました。

根の治療というのは、専門的には「根管治療」という言い方をし、

「深い虫歯で神経が死んでしまい、なかで腐ってしまって痛みがある。」
「以前、根の神経を取る治療をしたところが腫れてきて膿が出ている。」

といった、歯の根の神経に関わる問題に対して行われる治療です。
歯科の中では、「歯内療法」という分野に当たります。
根管治療は、いわばビルの基礎工事に当たる部分の治療です。
うまく行かなければ、きれいな歯を入れてもまた外さなくてはいけなくなりますし、何度も腫れを繰り返すということにもなりかねません。
歯を残すことそのものに大きく関わる治療です。

今回の講演では、根管治療についてその考え方から、重要な診査診断、そして治療の工程全てに対して現在わかっている根拠に基づいた治療法、研究を紹介する非常にボリュームのある講演でした。
スライド枚数にして2000枚弱くらい、朝10時から質疑応答を入れて夕方18時まで
一気に喋りきりました。
ご参加いただいたみなさんもお疲れだったと思いますが、多くの先生方にご質問をいただき、活発な議論ができたとても有意義な時間を過ごせました。

この会を運営されている豊村先生を始めとした会員の皆さんは、私の母校である日本歯科大学のご出身です。
私の大学時代の同期の先生も参加していただき、懐かしい友人に会えたことも嬉しかったです。

 


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2019.12.222019年10月22日「橋本会勉強会」

2019年10月22日 橋本会勉強会

「歯髄保存治療を成功させるために」

下半期講演活動のまとめ2つ目は、10月に行われた橋本にあるエンドウナチュラルデンタルオフィス院長の遠藤先生が代表でいらっしゃる「橋本会」での講演です。

遠藤先生は、同世代で非常に精力的に活動されている先生で、特にご自身のクリニックである遠藤ナチュラルデンタルオフィスは従来の歯科医院の枠を大きく超えてデザインされたクリニックで、中を見学するだけでも詰め込んだ最先端のアイデアに圧倒されてしましました。
私のクリニックにも参考になることがたくさんあり、見学させていただいて非常に勉強にもなりました。

空港のロビーかと思うような素晴らしい待合室です。
この2階に広く設備の整った研修室があります。

今回の橋本会では、自分の今最も興味を持ち、深く掘り下げて講演を行っている「歯髄保存」を中心に、朝の10時から17時位までの1日講演を行いました。

「歯髄」とは、いわゆる歯の神経にあたる部分です。
歯髄は、知覚を司り、痛みを感じることで歯の防御を行うことが可能となり、中に含まれた血管が新しい歯の組織を作ることで刺激の遮断を行うことができます。
さらに、根の成長を促し、丈夫な歯に育てる機能も持っています。
歯を生きたまま、長期的に長く健康に保つために非常に重要な組織です。

歯髄保存治療とはその名の通り、虫歯にさらされたり、外傷を受けてダメージを受けた歯髄を保存し生きたまま使っていくための治療法です。
この治療はかなり歴史が古く、かなり昔から行われてきました。
しかし、術式や材料が多岐にわたり、どれをどう使ったら歯髄が残せるのか混乱してしまっている先生も多くいらっしゃる分野です。
私の講演では、歯髄保存治療について、「診断」「間接覆髄」「直接覆髄」というパートに分け、現段階でわかっている研究などの根拠に基づいた治療を紹介し、聞いていただいた先生の頭の整理ができるように心がけています。

今回の橋本会に参加していただいた皆さんは、本当に勉強熱心で素晴らしい先生ばかりでした。
質問も鋭く、私自身が勉強になることもたくさんありました。
この会を運営されている遠藤先生のお人柄がわかるとてもいい勉強会だと思います。

歯髄保存治療は私自身のライフワークと考え、突き詰めて更に安全に、確実に歯髄を残す方法を探求していきたいと思います。


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2019.12.182019年9月29日 「東京医科歯科大学歯髄生物学けんさん会勉強会」

院長の辺見です。
秋を全く感じないまま、急に寒くなってきました。
あっという間に年末になってしまった感じがしています。

7月に開業して怒涛のように毎日が過ぎていきました。
とにかく、5ヶ月間精密な診療を行うこと、クリニックを良くすることに力を注いできましたが、一方で、ご依頼いただいた講演活動もたくさん行ってきました。

あまりにも毎日が早く過ぎていくため、掲載できていなかった下半期の講演活動でどんな活動をしてきたかまとめていこうと思います。

2019年9月29日

「東京医科歯科大学歯髄生物学けんさん会勉強会」

東京医科歯科大学歯学部歯髄生物学教室は、根の治療について専門的に研究、治療、教育を行っている教室です。

私が歯科医師になってすぐに、研修医として東京医科歯科大学の第二総合診療室に入り、そこで出会ったマイクロスコープによる根の治療をさらに学ぶため、研修医終了後、歯髄生物学教室に入局しました。

当時は、須田英明教授のもと、素晴らしい指導医の先生、先輩、同期、後輩に恵まれ、精密な処置で一本の歯を保存する治療にどんどんのめり込んでいきました。

自分の歯科治療の土台になる部分を作っていただいた歯髄生物学教室には、本当に感謝しかありません。

けんさん会は、歯髄生物学教室のOBの先生で運営するいわゆる同門会です。なかなか卒業してしまうと医局とのつながりが希薄になっていく中、けんさん会のイベントで医局の近い世代や先輩の先生にお会いできることはとても貴重な時間になります。
自分も来年から幹事を仰せつかり、卒業してだいぶ経ってしまったんだなと実感しました。

今回は、2年に1度のけんさん会の勉強会でお話をさせて頂く機会に恵まれました。
内容はどんな話題でもいいということで「マイクロスコープ診療を楽しみましょう」という演題で、マイクロスコープ治療について自分が考えていることお話しました。

マイクロスコープはいわばただの顕微鏡です。
ただ見れば病気が治るわけではなく、どのように使えば精密な治療を行えるか
どのような器具を組み合わせればより精度の高い治療が行えるか
ただの経験則だけではない、様々な知識とテクニックが要求されます。
そういったことをお話しました。

ただ、医局の先輩の先生にはわかっていらっしゃることばかりだと思います。
多くの有名な先生方に囲まれ、ものすごい緊張の中講演を終わりましたが、最後に、懇親会で須田元教授にそっと「良かったよ」とお声がけいただきホッと胸をななでおろしました。
この日も懇親会含めたくさんの医局の先生方とふれあい、とても楽しい時間を過ごすことができました。
今の自分があるのは東京医科歯科大の歯髄生物学教室があるからです。
すこしでも貢献できることをしていきたいと考えています。

 


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2019.11.05開業して3ヶ月が経ちました

開業してあっという間に3ヶ月が経ちました。

慌ただしく毎日を過ごしましたが、当院の診療体制は少しづつ安定し落ち着いてきました。

・初診時にお時間を確保し、じっくりお話を聞くこと。

・痛みに最大限配慮した治療環境。

・歯科用マイクロスコープを活かすための、治療機器の充実。

・術後の治療報告を行うためのマイクロスコープ録画環境。

・患者さんごとの機器の滅菌の徹底。

・メンテナンスユニットの設備強化。

私(院長辺見)が開業して実現したかった、歯の保存に特化し、患者様の安全も確保する、そして十分な説明の時間をとるクリニックに向けて内容の充実を日々行っています。

患者様の歯を残したいという希望を少しでも叶えられるよう、お一人に十分な治療時間を確保し、毎日バージョンアップしながら皆様をお迎えできればと思っています。

どんな小さな悩みでも、時間を確保致します。

お気軽にお電話ください。

 

今年の秋は、いつもの秋ではありませんでした。

大型台風により日本中が大きな被害を受けました。

各地で被害にあわれた方の一日も早い復旧を心よりお祈り致します。


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2019.09.02出張プライベートセミナーを行いました

恵比寿ヘンミデンタルフォイスの辺見です。

暑い夏が落ち着いて少しづつ過ごしやすい日が出てきました。

夕涼みのビールが美味しい季節です^_^

 

院長辺見は専門分野の根管治療や歯髄(神経)保存治療、セラミックやダイレクトボンディングなど修復治療、マイクロスコープ治療の歯科医師向けのプライベートセミナーを行っております。

大きな勉強会から、クリニックの勤務医の先生向け、また若手の先生が数人集まってご依頼頂くこともあります。(お一人のみのご依頼もあります。)

プライベートセミナーはどなたもリラックスした雰囲気で、少人数で質問も活発にしていただけるので、ご依頼頂くのがとても嬉しいです。

 

8月第2週の水曜日には都内で7件の分院数を誇るKU歯科様の勤務医の先生向けのプライベートセミナーに伺いました。

渋谷本院の隣のビルに写真のような非常に綺麗で設備の整った専用の研修室がありました。

ここまでの施設はなかなかありません。

7月から始まったKU歯科様での私のプラベートセミナーのメニューは全3回。

7月は神経を保存する治療「歯髄保存治療」について8月は神経を除去するに至った際に行う「根管治療」について3時間づつベーシックな部分を中心に講義させて頂きました。

次回9月は根管治療の実習を皆さんで行いたいと思っています。

 

KU歯科様の若手の先生の勉強に対する意欲が凄く講演後もたくさんの質問をいただきました。

また、院長の梅田先生が、講演の区切りごとに的確かつ鋭い質問をしてくださり、勉強会としても非常にいい時間を過ごせたのではないかと思います。

KU歯科ブログ(リンク許可を頂きました)

https://www.keiwa-kai.com/blog/story/44861.html?fbclid=IwAR22aAvXoRTjuUvBlhM0XIjgR-0ZFwyTKhFfVCk2hcDsjlYpsBkH7FldRbM

https://www.keiwa-kai.com/blog/scenery/45096.html?fbclid=IwAR0LcNUEgFSZK_5kWeNZapW3FvdLma5St-1tFlggQhWC-ers9sIsh-uN5oQ

 

勤務医時代から始めたプライベートセミナーですが、今までは自分のクリニックがなく出張という形で行っていましたが、今後は当クリニックのセミナー室を使って希望される先生向けに行いたいと考えています。


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2019.08.22ENA Meeting 2019.08.04

開業してまもなくの8月4日(日)にフォレストワン社主催のENA Meetingという講演会で講演させて頂きました。

Forest-one News Vol.4 ↓
http://www.forest-one.co.jp/asset/Forest-one-news_No4.pdf

 

ENAは、コンポジットレジンという樹脂で虫歯治療を行う製品です。
非常に優秀な製品の一つで、当院でも精密審美修復に採用しています。

↑院長辺見症例写真:ダイレクトボンディングにより前歯の虫歯を治療

前歯のかけたところを埋めたり、噛み合わ合わせの面を作ったりといった一回の治療で、直接白くきれいに詰め物をする「ダイレクトボンディング」や、セラミックの詰め物を歯につけたりする接着剤としても使用でき、精密な歯の審美修復処置を行う当院のコンセプトに非常にマッチした製品です。
今回私は、治療した歯を長く残すためにどのような詰め物、どのような治療法を選択することが一番いい結果を生むのだろう?という内容で講演を行いました。

いい製品を使えば、それだけでいい結果を生むのではなく、患者さんごとに、また、治療している歯ごとに、一番いい治療法の選択をしてあげることが最もいい結果を生むことになると思います。
治療は一辺倒ではなく、患者さんそれぞれにあったオーダーメイドでありたいといつも考えています。

今回の私以外の演者の先生は、日本の修復治療の第一人者である青島先生を始め、著名な先生ばかりで、私自身とても勉強になる講演ばかりでした。
また、日曜にも関わらず非常に多くの先生にご参加いただき、皆さんの勉強に対する熱気も凄く、充実した一日になりました。

一番右が私です^_^


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2019.08.07恵比寿ヘンミデンタルオフィス開院しました。

皆様、はじめまして。
恵比寿ヘンミデンタルオフィス院長の辺見です。

この度、恵比寿の地で歯科医院を開院致しました。
よろしくお願い致します。

私は、もともと歯科技工士のライセンスを持ち歯科医療に携わってきました。
その時に得た精密な詰め物や被せものの重要性を、歯科医師になった今も非常に重視し、歯科医師になった後も、経験を活かし歯科治療にあたっています。

さらに、歯科医師になってからは、歯科技工士時代には触れることの少なかった歯を長く残すために必要な治療「歯の保存治療」を専門にし、研究や治療にあたってきました。

歯の保存治療というのは、歯の根にある神経の治療がメインとなります。
ビルや建築で言えば、基礎工事に当たるところです。

歯の保存治療を学んだのは、
研修医時代から所属した東京医科歯科大学の根の治療の専門外来です。

そこでは、優秀な先輩や指導医の先生に恵まれ、自分の歯を残すことの重要性をしっかりと学ぶことができ私自身の歯科医師人生の土台となっています。

歯を残せなければ、精密な被せものをすることすらできません。歯の保存治療があって初めて歯は長い期間問題なく使えていくのです。

また、東京医科歯科大学では、私の毎日の歯科治療に欠かせない歯科用マイクロスコープとも出会いました。

マイクロスコープは治療しているお口の中の歯を、20倍近くまで拡大し、精密に治療を行うことのできるツールです。

私は研修医のときから、一日も欠かすこと無く歯科用マイクロスコープで歯を残すための治療を行ってきました。
マイクロスコープ無しには、治療することはありません。

この様に、精密で正確な治療を最重視して患者さんに治療後に笑顔で帰って頂き、美味しくご飯を食べて毎日の生活に幸せを感じていただくことが私の願いです。

この様な背景から、最高の治療を提供するために当院では保険治療を行っておりません。
完全予約制で一人ひとりに一時間以上の時間をかけさせて頂き、精密で高いレベルの治療を提供致します。

ご相談の時点では、治療費はいただかず、初診料のみになり様々な検査料金も含んでいます。その上で必要な治療、料金をご説明しご納得いただけたら治療を行います。

・以前根の治療をしたところが腫れてきた
・他で神経の治療をしているが痛みが引かない
・銀歯を白くしたい
・前歯の見た目を改善したい
・ホワイトニングで歯を白くしたい

どんな小さな悩みでも、しっかりと受け止め対処致します。
遠慮なくご相談ください。


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2019.08.07開院のお知らせ

2019/7/26(金)にオープンいたしました。

恵比寿ヘンミデンタルオフィスでございます。

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。


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患者様の大切な歯を守るための
精密治療を提供します

精密な治療を提供するための
「マイクロスコープ治療」
マイクロスコープ治療
歯科用マイクロスコープを用いた
「精密根管治療」
精密根管治療
大切な歯を失わないための
「歯髄保存治療」
歯髄保存治療
精密に、そして美しく
「修復治療」
修復治療

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※:隔週で火曜日と土曜日を交互にお休みをいただく週休2日となっております。


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